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超小型月面探査ローバLEV-2(SORA-Q)が第11回ロボット大賞(文部科学大臣賞)・ロボット活用社会貢献賞(日本ロボット学会)をダブル受賞!
同志社大学 生命医科学部の渡辺公貴教授、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、株式会社タカラトミー、ソニーグループ株式会社の共同開発による超小型月面探査ローバLEV-2(SORA-Q)が、第11回ロボット大賞において文部科学大臣賞を受賞しました。
今回の受賞は、LEV-2とともに月面で活動したLEV-1と共同での受賞です。
LEV-2(SORA-Q)はLEV-1と共に、小型月着陸実証機SLIMに搭載され、2024年1月20日にSLIMから放出され、月面で活動をしました。LEV-2が撮影した月面写真を、LEV-1が地球へデータを送信するという世界で初めて2機の連携により、月面での活動の様子を地球に送信することに成功しました。また、世界初の完全自律ロボットによる月面探査を行いました.
今回の受賞では、完全自律での月面活動と、LEV-2(SORA-Q)においては世界最小・最軽量(質量228g)の月面探査ロボットであることが評価され、「今後の宇宙開発、ひいては科学技術の発展に大きなインパクトを与えるものである」と称賛されました。
また、LEV-2(SORA-Q)は2024年度 日本ロボット学会 ロボット活用社会貢献賞も受賞しました。この賞は、ロボットを普及・浸透させ、社会の変革に大きく貢献した(しうる)活動や知見に贈られます。LEV-2(SORA-Q)の月面での活動成功に加えて、おもちゃとしてロボットの魅力を普及したことが評価されました。
LEV-2(SORA-Q)の開発では、ソニーグループ株式会社がソフトウェア開発を担当しましたが、その担当者である安藤 辰伸さんは本学・工学部(現在の理工学部)の卒業生です。
渡辺先生、安藤さん、LEV-2(SORA-Q)の開発に関わられた皆さま、受賞おめでとうございます!
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