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理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社が開発した壁紙AI識別アプリ『かべぴた』が「グッドデザイン探訪」に掲載されました
理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:小松 智)が共同開発した壁紙識別アプリ「かべぴた」の取り組みが、公益財団法人日本デザイン振興会が運営するグッドデザイン賞のウェブメディア「.g Good Design Journal」の連載「グッドデザイン探訪」に掲載されました。
「グッドデザイン探訪」は、グッドデザイン賞の受賞対象の中から特に注目すべき「よいデザイン」が生まれた現場を訪問し、どのようにしてそのデザインが生まれたのかをインタビュー形式で紹介するメディアです。
今回掲載されたインタビュー記事では、「かべぴた」開発のエピソード、建築業界の抱える課題解決へのアプローチ、さらには産学連携の取り組みとしての意義についても分かりやすく紹介されています。「かべぴた」の取り組みに込められた想いや魅力をご覧いただけます。ぜひ以下のリンクよりご一読ください。
『グッドデザイン探訪』 アプリが建築業界の働き方を変える
https://journal.g-mark.org/posts/ad_004
【グッドデザイン賞とは】
1957年に通商産業省によって創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承した、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・表彰しています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

【かべぴたについて】
「かべぴた」は、住宅用壁紙の修復や延伸工事の際に必要となる施工済み商品の品番特定を、AI技術を用いて迅速かつ正確に行うアプリです。従来、見本帳を何冊も使用し目視で品番を割り出す作業は、建築業界全体を悩ませていました。コマツ株式会社と同志社大学は、この課題を解決するために産学連携を開始し、形や色だけでなく、テクスチャ(素材)の質感や凹凸まで解析できる「自動テクスチャ識別プログラム」(特許出願中)を開発しました。
この技術を搭載した「かべぴた」は、2024年2月にリリースされ、数時間かかっていた識別作業を数秒で完了させ、メーカーと品番を迅速に特定できるようになりました。この技術は、他の建材や農業、医療など多分野への応用可能性を秘めています。
お問い合わせ | 【壁紙AI識別アプリ『かべぴた』についてのお問い合わせ】 コマツ株式会社(大阪府東大阪市川俣1-15-14 コマツビル) 【研究に関するお問合せ】 同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 知的機構研究室 【産学連携に関するお問合せ】 同志社大学リエゾンオフィス |
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