お知らせ
国際学術論文公開奨励研究費による支援について(2024年度)
論文のオープンアクセス化とは、研究成果を出版社による制限なしに誰でも無償で見ることができるようにすることです。オープンアクセス化は、研究成果を社会に還元するという点で大きな意義があります。
近年、学術雑誌価格の高騰や学術出版社の寡占といった問題に端を発し、せっかく 雑誌に論文を発表しても、限られた人しか読むことができない事態が起こっています。この問題に対し、オープンアクセス化を加速させる動きが活発になっています。2023年5月のG7広島サミット及びG7仙台科学技術大臣会合に端を発し、「公的資金による学術論文等の即時オープンアクセス(以下、「即時OA」という。)」の実現に向けた検討が進められ、科研費/JST/AMEDといった公的資金において2025年度に新規採択された研究課題から、即時OAの対象となることが決まっています。
本学は、国際的に高く注目されている学術雑誌に投稿し、オープンアクセス化により研究成果を広く公表することを奨励し、学術コミュニティや社会に貢献しようとする研究者の研究活動を支援する目的で、2023年度より「国際学術論文公開奨励研究費」による支援を実施してきました。昨今の即時OAの動向を踏まえ、今年度も「国際学術論文公開奨励研究費」による支援を実施することとします。
1.内容
(1)対象とする論文
本学専任教員(任期付教員を含む)が筆頭著者または責任著者(*1)、かつ、ハイインパクトなオープンアクセス誌(Top10%誌)への掲載(*2)
*1 論文の研究分野や掲載誌によっては、著者名をアルファベット順に掲載するなど、「筆頭著者」「責任著者」といった概念が適切でない場合があります。このような場合は、申請者による論文掲載料(APC:Article Processing Charge)の支払いの確認をもって支援対象の判断をさせていただきます。
*2 TOP10%誌の確認方法については、参考資料参照。
(2)支援内容
下記区分毎の上限額又は申請者が要した論文掲載料のいずれか低い金額と同額の奨励研究費*3を交付します。
【A区分】 TOP 5%誌:上限50万円
【B区分】 TOP10%誌:上限25万円
*3 奨励研究費の特徴:
・研究費として交付します。
・使用できる範囲は、学術研究奨励費(特定研究奨励費)に準じます。
・交付された奨励研究費は、交付を受けた年度の次年度に限り繰り越すことができます。また繰り越した奨励研究費は次年度の奨励研究費との合算利用を可能とします。
(3)申請方法
論文が掲載されたオープンアクセス誌の発行日から3ヵ月以内に、申請フォーム(https://forms.office.com/r/pj7VfwtNam)から申請してください。
※留意事項:
・1研究者につき、申請件数は1件/年度までとします。
・本支援は毎年度予算の範囲内において先着順で受け付けておりますので、申請時点で予算枠を超えていた場合、受付できない可能性があります。
・予算枠の状況等は、下記「お問い合わせ先」までご確認ください。
2.受付時期
2024年4月~随時、受付中
※申請時点で予算枠を超えていた場合は受付できない場合がありますのでご了承ください。
申請フォーム | 申請フォーム(Forms:要学内アカウント) 上記、申請フォームより受付を行っております。 |
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