イベント
第15回おおた研究・開発フェア 出展のお知らせ

本学より、「おおた研究・開発フェア2025」(外部サイト)にて、ブース展示および出展者プレゼンテーションを行います。
ブース展示・出展者プレゼンテーション(講演日時順)
「1段で大減速を実現するハイレシオハイポイドギヤのかみあい領域を
赤外線サーモグラフィを用い評価する技術」
中川 正夫(理工学部 准教授)
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展示ブース番号:35
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出展者プレゼン日時 : 10月30日(木) 15:00 ~ 15:05

赤外線サーモグラフィを用いた歯車のかみあいを可視化・評価する技術.ハイレシオハイポイドギヤは,高減速比(一般には減速比5以上)を実現できるだけでなく,小型,軽量であることから,自動車の電動化などにおいて効率向上のために高速化するモータを扱う上でも必要不可欠な動力伝達機構である.そのかみあいは,従来光妙丹などを用いて熟練技能者が読み取っていたが,定性的な評価であるだけでなく,静的な評価しか遂行することができなかった.本研究では,かみあった領域が昇温することを利用し,赤外線サーモグラフィを用いた画像応用計測により,ハイレシオハイポイドギヤのかみあいを解析した.3枚歯のピニオンでオクルージョンも生じやすいねじれた形状のため,先行研究の知見などを活用し,温度の採取線の設定などの画像処理に工夫を施している.これにより,荷重がかかった状態での動的なかみあい解析が可能となり,かみあい領域の推定や歯面でのすべりなどの定量的な評価も実現した.
「粉砕・金属組織制御を活用したアルミニウム切粉からの水素発生技術」
湯浅 元仁(理工学部 教授)
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展示ブース番号:54
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出展者プレゼン日時 : 10月31日(金) 14:50 ~ 14:55

アルミニウム部品の加工時に大量に発生する切粉は、多くが廃棄物として処理されています。この未利用資源を、安全かつ低コストでクリーンな水素エネルギーに転換する技術をご紹介します。従来のアルミからの水素製造は、強アルカリ溶液や高温での加熱が必要で、コストや安全面に大きな課題がありました。本技術は、切粉と食塩をボールミルで共に粉砕するだけのシンプルな手法です。このプロセスにより、アルミニウム切粉が粉末化・微細化されると同時に、内部に「格子欠陥」が高密度に導入されます。この特殊なアルミ粉末を室温の食塩水に入れると、安全な中性条件下にもかかわらず、高効率で水素を連続的に発生させることに成功しました。本技術により、危険な薬品を使わず、加熱も不要なため、安全性と省エネ性能が飛躍的に向上します。装置も簡素化できるため、工場内でのエネルギーリサイクルや、災害に備える分散型エネルギー源としての活用が期待されます。
開催日時 | 2025年10月30日(木)~ 10月31日(金)10:00~17:00 ※31日は16:45で閉会 |
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開催場所 | コングレスクエア羽田/PiO PARK 東京都大田区羽田空港1-1-4 |
費用 | 無料 |
参加申込 |
要来場者登録(外部サイト) |
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
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