イベント
BioJapan 2024 出展のお知らせ
本学より、「BioJapan2024」(外部サイト)にて、ブース展示および口頭発表を行います。
ブース展示・口頭発表
「コレステロールエステル化酵素を標的とした抗がん薬」
浦野 泰臣 (生命医科学部 教授)
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展示ブース番号:B-12
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口頭発表日時 : 10月9日(水) 11:30 ~ 12:00
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口頭発表会場 : Presentation Stage A
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コレステロールは人間の体に必須の脂質成分であるが、がん罹患リスクとの関連も示唆されている。近年、神経膠芽腫など複数のがん種において、コレステロールをエステル化する酵素であるAcyl-CoA:cholesterol acyltransferase(ACAT/SOAT)の阻害剤が様々な作用機序により抗がん剤としての効果を示すことが明らかになっている。我々はACAT阻害剤が抗がん剤として応用可能ながん種として皮膚黒色腫、胆管がん、舌がん、食道がんを新たに見出した。ACAT阻害剤であるAvasimibeを用いた解析では、ヒト由来の各種がん細胞の増殖を抑制することを示し、担癌マウスを用いた動物実験においてもメラノーマ細胞の腫瘍形成抑制効果を確認した。ACAT阻害剤は動脈硬化治療薬として臨床開発が進んでいたことから、ドラッグリポジショニングとしての開発効果も期待される。
「新規抗原抗体反応促進法
-5分で最大150倍に検出感度が上がります-」
舟本 聡 (生命医科学部 教授)
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展示ブース番号:B-12
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口頭発表日時 : 10月11日(金) 13:15 ~ 13:45
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口頭発表会場 : Presentation Stage B
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ウエスタンブロッティング(WB)法は、生命科学においてタンパク質の検出に広く利用される技術である。WB法の検出感度の向上は基礎研究の促進に直結し、バイオマーカー検出等で臨床でのメリットも期待できる。WB法の検出感度を高めるには、標的タンパク質に対して親和性と特異性の高い抗体を得ることが必要であるが、必ずしも高性能の抗体が得られるとは限らない。これまで検出感度を高めるために、ケミルミ反応の増感試薬などが市販されていたが、この場合も良好な結果を得られるとは限らない。
本発明では、膜に支持されたアミロイドβタンパク質(Aβ)を特定の濃度の硫酸ナトリウム溶液で処理することで、未処理の場合と比較して約150倍にまで検出感度を高めることに成功した。この増感効果はAβのみならず他のタンパク質においても認められ、さらには免疫組織化学にも応用できることから、本発明は汎用性高く利用されることが期待できる。
開催日時 | 2024年10月9日(水)~ 10月11日(金)10:00~17:00 |
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開催場所 | 学外:パシフィコ横浜 |
費用 | 無料 |
参加申込 |
要来場者登録(外部サイト) |
お問い合わせ |
リエゾンオフィス(研究開発推進課-京田辺) TEL:0774-65-6223
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